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最近のおじいちゃん×音楽映画の中では一番シリアスだよ「25年目の弦楽四重奏」/クリストファー・ウォーケン

おじいちゃん×音楽映画で今年公開される、わたしが把握してるものは「カルテット!人生のオペラハウス」 「アンコール!!」と「25年目の弦楽四重奏」なんだけれども、「25年目の弦楽四重奏」っていちばんタイトルがおぼえにくいよねー。原題が「A Late Quartet」で「カルテット!人生のオペラハウス」の原題「Quartet」とカブっちゃってるし。

ともかく、ウォーケンですわ、そしてフィリップ・シーモア・ホフマンですわ。これは外さないでしょう。と思いつつ見に行きましたら、やはり見事に外しませんでしたね。さすがです。

おじいちゃん×音楽映画の中では一番シリアスだよ「25年目の弦楽四重奏」/クリストファー・ウォーケン
フィリップ・シーモア・ホフマンキャサリン・キーナークリストファー・ウォーケンマーク・イバニールは弦楽四重奏団を結成して25周年目なんだけど、チェリストで最年長のウォーケンがパーキンソン病にかかっちゃって引退宣言したら、それをきっかけにメンバー間で問題が勃発しまくるというお話です。

ベートーベンの隠れた名曲をテーマにってことだけれども、わたし音楽まったくうといし付け焼刃で適当なこと言うのはかっこうわるいので、そのへんは知ってる人にお任せするとしてですね。おじいちゃんですよ。

おじいちゃん×音楽映画の中では一番シリアスだよ「25年目の弦楽四重奏」/クリストファー・ウォーケン

ウォーケンはね、ほかのメンバーより年上だし、音楽院の先生だったりして、しゃんとしているんです。しゃんとしたおじいちゃん素敵よね。弦楽四重奏団のリーダーっていうわけでもない。『25年間いろいろあったけど、みんな落ち着いてきましたね大人だし』みたいなかんじでいるっぽい。

んだが、突然パーキンソン病になってしまって…と。でも闘病生活のシーンとかあんまない。チェロがうまく弾けなくてキーッみたいなのもない。病気は、他のメンバーが不仲になっていくきっかけであって、そこがメインではないのだね。


おじいちゃん×音楽映画の中では一番シリアスだよ「25年目の弦楽四重奏」/クリストファー・ウォーケン

そしたらさあ、まあ、ほんっと問題が起きまくるわけですよ。しかもウォーケンのあずかり知らぬところで(笑。今までウォーケンがいたからなんとかなってきたのかもしんないって思うよね。別にみんながウォーケンにたいしてヘンに気を使ってきたっていうことじゃなくって、居るだけでみんなの空気をまとめられる人っているじゃないですか。あのひと居たら安心だわ、みたいなの。

だから、みんなの不満が爆発するけれども、ウォーケンに対しての不満っていっこもないのね。愛されてるんだよ! みんなに!


おじいちゃん×音楽映画の中では一番シリアスだよ「25年目の弦楽四重奏」/クリストファー・ウォーケンこの映画、けっきょく、壊れた関係が元に戻らないまま終わるんだよね。解決しないのよ、そりゃある程度はするけれど、ハッピーエンドとはまったく言えなくてですね。希望とかないし。音楽でみんなの心がひとつにとかないし。年をとってもこれからが人生本番だぜとかないし。やっぱり仲間は大切だねとかないし。いやちょっとはあるか、最後暗譜にするところで示唆されてるか、だったらまったく救いがないわけでもないのか。見終わった直後はあんまり悲しくて、心のバランスをたもつためにうっかりゲーセン行っちゃったくらいだったよわたし…。

というわけで、最近のおじいちゃん×音楽映画の中ではいちばんよかったです。おすすめです。

「25年目の弦楽四重奏」クリストファー・ウォーケンのおじいちゃんポイント
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コメント
まさか若手ではNO,1の演技力を誇るフィリップ・シーモア・ホフマンが薬物過剰摂取で急死とは!役にのめりこむタイプとは思いましたが評価も高かっただけに残念です。遺児が3名もいらっしゃるとか。まだ46歳の若さでこれからという時なのに。クリス様の様に細く長く生きていて欲しかったです。

思えば911前の2001年夏ニューヨークのセントラルパーク内野外劇場で演じられたチェホフの「かもめ」演出マイク・ニコルズ、主演メリル・ストリープその兄にクリストファー・ウォーケン、息子役にシーモア・ホフマン、その恋人役にナタリー・ポートマン、メリルとナタリーの両方が夢中になる作家にケビン・クライン、ウィーケン家の従僕にジョン・グッドマン、書生の妻にマーシャ・ゲイ・ハーデンと全員のアカデミー賞を集めてたらいくつになるかわからない位の一世一代の名キャストの舞台を生で3度も見られたのは本当に奇跡に近い幸せでした。舞台をはねた後のウォーケンさんともファンクラブ主催のレセプションでお会いできましたし、メリルやナタリー以外のキャストは全員舞台がはねたあとも出町のファンたちと気さくに歓談したり、サインを書いたりしていましたし、本当に素晴らしい思い出でした。もう二度とこんな機会はないでしょうね。つくづく名優とは何か?を考えさせられたこの度の悲報でした。
  • ちびまま
  • 2014/02/04 10:49 PM
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